みんなのシネマレビュー
天平の甍 - 鱗歌さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 天平の甍
レビュワー 鱗歌さん
点数 8点
投稿日時 2010-11-23 17:31:40
変更日時 2010-11-23 17:31:40
レビュー内容
今年(2010年)奈良で行われております平城遷都1300年祭も、メイン会場である平城宮跡会場イベントは先日無事、成功裏に終了し、奈良在住の私としましては、多くの皆さまに奈良にお越しいただいて、誠にありがたい気持ちで一杯でございます(開催前は正直、大コケするんじゃないかとかなり心配してましたが・・・終了後)。BS2さんまで、本作を放送していただき遷都祭をバックアップ、ありがとうございました。さて本作。井上靖の代表作の映画化ですが、原作が切り詰めた文体によって、歴史という波間に翻弄される名もなき僧たちの運命の、その果敢なさが痛いほど伝わってくる作品です。と同時に、異国においてもがく日本人の姿は、現代の我々にも強く迫ってくるものがあります。で、この映画化ですが、淡々とした城達也“機長”のナレーションによって進められるあたりは原作の持ち味ですが、全体的な印象はむしろ“ダイナミック”。中国の自然の雄大さをたっぷりと描き、人間の小ささを描き、その小さい存在である人間の喜怒哀楽をストレートに描いています。“映える”映像を作り出すための様々なアレンジ(●恋愛色の絡み ●原作では戒融との再会や後日談が触れられるのに対し、映画では戒融は大自然に消えてゆく ●栄叡は寺の裏ではなく、荒涼たる最果ての山岳地帯に埋葬される ●玄朗との劇的で感傷的な別れ 等々)。そういう濃いドラマの中で、田村高廣演じる鑒真和上の静かで凛とした表情が対照的(ちょっと神懸かり的な面もあり。漂流中に栄叡が予言する降雨も、鑒真の予言へとアレンジ)。原作の小説は、映画として見事に再構成されています(武満徹の音楽も忘れ難し)。あと、実際に奈良の寺でロケしているのもうれしいところ(冒頭に登場したのは、平安神宮のようでしたが。笑)。 ※娘が私の横で意外に映画に見入っておりました。しかもラスト近くの西大寺ロケに、私より先に気付いた。エライ!!
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-26任侠清水港87.75点
2024-05-19ドッペルゲンガー85.74点
2024-05-19デモリションマン74.75点
2024-05-06ベイビーわるきゅーれ76.71点
2024-05-06セルラー97.09点
2024-05-06騎兵隊86.00点
2024-05-06風来坊探偵 岬を渡る黒い風76.00点
2024-05-06恋愛準決勝戦87.10点
2024-05-05悪魔の赤ちゃん3 禁断の島74.75点
2024-05-04アルティメット76.22点
天平の甍のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS