みんなのシネマレビュー
子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる - 鱗歌さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング


◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

スポンサーリンク
タイトル名 子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる
レビュワー 鱗歌さん
点数 6点
投稿日時 2025-05-06 12:57:14
変更日時 2025-05-06 12:57:14
レビュー内容
ナレーションやセリフで「刺客」を「シキャク」と言っているのが気になって、つい調べてしまうのですが、手元の辞書では「シキャク」は載ってるものと載っていないものがあり、よく耳にする「シカク」の方が一般的、という扱い。だけど、より正しくは「セッカク」と読むらしい。漢和辞典を見ると、「客」は漢音がカク、呉音がキャク。「刺」は漢音がセキ、ということで、漢音だとセッカクになる訳だけど、一方で「刺」には漢音・呉音ともにシという読みもあり、普通はこちらを使っている。また「客」をキャクと読むのも一般的。同音異義語がない解りやすさの点で、この作品ではシキャクで統一したんですかね。
とかいうことは映画の内容とは関係ないけど、おかげで少しだけ勉強になりました。さて。
ケレン味というものも、行き過ぎるとどうなるか、はい、こうなります、という良い見本がこの、子連れ狼。
昭和がいかに変な時代だったか、なんてことがよくテレビなどでも取り上げられますが、一口に昭和と言っても、本当にトチ狂っていて本当にアブなかったのは、70年代だと思っております。一事が万事、こけおどし。当時の子供心にもつくづく、怖い時代だったと思う。これに比べりゃ80年代のオリジナリティなんて、大したことないんじゃないかと。これでもか噴き出る鮮血、首は飛ぶわ、手はもげるわ、足は切断されるわ、人体損壊のオンパレード。結局のところ、こういう作品があってこそ、『キル・ビル』なんていう作品が作られたりもするのですが、70年代の日本は自然発生的に平然とこういう世界に行きついてしまってる訳で、まあ、恐るべし、な訳です。
何よりも、これで監督が、今では名匠として有難がられている三隅研次。これではもはや、誰にも止められませぬ。
勝プロダクション製作で、配給が東宝。主役の若山富三郎で、この当時は東映に移籍していますが、大映関係者として、三隅監督以外に伊達三郎などお馴染みの脇役陣の姿も。もうグチャグチャですね。
途中、劇伴音楽もなく効果音も最低限しか入れられない無音のシーンが何度かあって、こういうのも演出として有りは有りでしょうけど、何度もやられると、ちょっと工夫が無いというか、安っぽい。それ以外にも、これを大映時代劇の延長として見てしまうと、何となく安っぽく感じてしまう面は、あります。
しかし、若山富三郎の殺陣は、これはもう、間違いなく一級品だと思います。拝一刀のイメージはこんな小太りのオジサンではなく萬屋錦之介の方がしっくり来るのですが、それを差し引いてもなお、ナンボでもお釣りがきます。ホント、さすが。
エロありグロありアクションあり。大のオトナが集まってこんなことをやってる、ってのが、素晴らしい。
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-06-1510ミニッツ・アフター75.16点
2025-06-14子連れ狼 死に風に向う乳母車77.60点
2025-06-14マークスマン(2021)76.66点
2025-06-14ヴィレッジ(2004)86.07点
2025-06-08子連れ狼 三途の川の乳母車66.00点
2025-06-08ブラック・フォン66.41点
2025-06-08ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング87.25点
2025-06-01ドアマン65.66点
2025-06-01ヴェンジェンス86.50点
2025-05-3135565.30点
子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつるのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS