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蜘蛛巣城 - 光りやまねこさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 蜘蛛巣城
レビュワー 光りやまねこさん
点数 9点
投稿日時 2004-11-21 14:01:36
変更日時 2004-11-21 14:05:14
レビュー内容
時は狂乱の戦国の世。武者の骸が野に山ほど積まれ、さながらその光景はこの世の地獄だったに違いなく想像しただけでもオゾマシイ。序盤、落雷に見舞われる森の中、三船敏郎演じる武時と義明(千秋実)が物の怪に遭遇するシーンがある。これが雰囲気満点で、妖婆の不気味な声と共にコントラストを効かした白黒映像が抜群の効果を収めており、何回見ても背筋がゾーとする。その他にも脳裡に焼き付くシーンは数多く、武時が雨あられの矢を受けるラストはもちろんのこと、薄気味悪い明かず間の雰囲気描写、ついに発狂する冷血な妻浅茅(山田五十鈴)、森厳なる森が城に押し寄せるというくだりもゾクゾクさせてくれた。本作は「マクベス」がベースになっているわけだが、やはり下克上という血で血を洗う狂気に満ちた時代設定だからこそオゾマシさが倍増するのであろう。しかも黒澤明監督独自の、存分にイマジネーションを掻き立ててくれる怪奇物語の傑作に仕上げる手腕もさすがだ。
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投稿日付邦題コメント平均点
2007-08-19タクシードライバー(1976)87.41点
史上最大の作戦76.78点
2007-07-20ヴィレッジ(2004)76.06点
2007-07-20宇宙戦争(2005)65.89点
2007-05-18オリヴァ・ツイスト(1948)106.25点
2007-05-18第十七捕虜収容所67.50点
2007-02-17ALWAYS 三丁目の夕日97.15点
2007-01-30キング・コング(2005)76.93点
2007-01-30クイーン・コング24.05点
2006-12-26東京原発46.49点
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