|
タイトル名 |
2001年宇宙の旅 |
レビュワー |
_さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-04-07 18:59:09 |
変更日時 |
2005-08-24 03:00:47 |
レビュー内容 |
猿が骨を宙に投げる描写から人類の未来までを表現した、監督のこだわりが見える秀作。HAL9000を介してモノリスが選ぶ者。不要な人間を切り捨てでも、新人類の転生を実現するための行程にも見えると実に興味深い。この作品を通してキューブリック監督の深層構造が垣間見れる様で、他作品には見られない逸した内容はもはや哲学論に近いやもしれない。人類が行き着いた先に見たもの…。最後に人間が見たものはモノリス…即ち神であった…と言わんばかりの衝撃的なラストは魂を揺さぶられる。神秘なる宇宙から生命が誕生し、そして我々は一体何処へ向かうのか―…。まさに人類の旅。そんな強いメッセージ性と表現力はこの映画をおいて他には無い。 |
|
_ さんの 最近のクチコミ・感想
2001年宇宙の旅のレビュー一覧を見る
|