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タイトル名 |
インサイド・マン |
レビュワー |
sayzinさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-06-02 00:05:01 |
変更日時 |
2006-06-02 00:05:01 |
レビュー内容 |
映像、音楽、登場人物、そしてニューヨークという街…。どこを取ってもスパイク・リーらしい作品なのに、全く彼らしくなく、サスペンスと社会性とユーモアが高い次元で融合して、非常に満足度の高い娯楽映画になってました。人質をとって銀行に篭城する犯人グループと交渉人の駆け引きという本筋よりも、その周りに散りばめられたニューヨークならではのディティールこそリーの面目躍如。「25時」みたいに嫌らしいことをしなくても、巻頭のダウンタウンの描写で充分グラウンド・ゼロは感じさせて貰えるし、主人公に無理に説明させなくても、ストーリーの中で充分人種的多様性と軋轢(特に9.11以後の)は明確になる(それも皮肉たっぷりのユーモアで表現されてる)。もちろん犯人グループ自体のミステリーも強力に物語を引っ張ります。脚本家かプロデューサーか、若しくはリー自身の成長のお陰なのかは判りませんが、「25時」の後だけにこれは好感度高いです、7点献上。 |
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