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悪魔を見た - onomichiさんのレビュー
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タイトル名 悪魔を見た
レビュワー onomichiさん
点数 8点
投稿日時 2025-06-08 21:21:32
変更日時 2025-06-08 21:21:32
レビュー内容
韓国ノワールの中でも最悪の胸クソ映画と言われる。そう言われると観たくなる。で、観て少し後悔する。

チェ・ミンシクに尽きる。『親切なクムジャさん』もそうだったけど、こういう見境なく人を殺し、人体を切り刻む、猟奇的殺人者を演じさせたら右に出るもの無し。以前、『ノーカントリー』の連続殺人鬼ハビエル・バルデムを「絶対的な悪」と書いた。本作のチェ・ミンシクはある意味で「純粋な悪」と捉えることが出来る。

絶対的な悪はその出自が人間(の罪)ながら、その人間に罰を与える為に共時的に現れる。その概念は神学的といえる。
純粋な悪は人間そのもの。人間が人間を毀損する、その根源的な欲求が肥大して表出する。個的故に世の中に不規則に現れる。

そういうモノとして映画を観れば、自分にはこんな残虐な欲求はないぞ、しぶといチェ・ミンシクをはやくどうにかしてくれ、と思いつつ、チェ・ミンシクを徹底的に痛めつけるイ・ビョンホンも大した悪なのだ。そう煩悶しながら、最後まで観た。そこに悪魔を見る。

これも韓国ノワールの「抗しがたい魅惑」と言える。悪に飲み込まれていくような、ただ悪が悪により救われていくかのような、そういう抗しがたい快感、、、なのかもしれない。
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