みんなのシネマレビュー
ブルーベルベット - onomichiさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ブルーベルベット
レビュワー onomichiさん
点数 10点
投稿日時 2002-03-10 10:39:44
変更日時 2025-01-18 00:16:19
レビュー内容
リンチの映画には独特の違和があります。「ブルーベルベット」では、非日常的で妖しい、暴力的な世界を主人公が覗き見ますよね。僕らは主人公の覗き見を通して映画を見るわけで、主人公が覗き見ることによって惹かれてしまう世界に僕らも惹かれる。僕ら自身の心に揺蕩(たゆた)う異様さへの希求と恐怖感の微妙な捩れ。そのことに気づかされるリンチの映画は、はっきり言って、とても「快感」なのであーる。ちょっと自分自身が怖くなるなぁ。リンチ映画の観すぎ注意!

(追記)引き千切られた耳から始まる映画である。表層の世界から裏の世界へ。無邪気な好奇心が深遠な暗闇に引き込まれる感覚。暴力と官能が入り乱れ、そこには何処までも深く閉じた欲望が横たわっている。映像だけみれば、それはある種の二面性として、その境界ははっきりとした形で明示されているように思える。スプリンクラーが回り続ける何処までも明るい日常的世界と引き千切られた耳の非日常的世界。
しかし、日常と非日常の境界線というもの自体が幻想であり、表裏一体であることの表明こそがこの映画の映像的な核心である、と僕は思う。それは僕らの中に潜行し、偏在した狂気という形をとって、出現の機会を常に狙っている。彼の人の耳がいつ、いとも簡単に引き千切れるかもしれない。その時が始まりとなる。そういう恐怖なのである。
onomichi さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-05-19ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング108.00点
2025-04-22片思い世界98.00点
2025-03-10名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN87.80点
2025-02-17ファーストキス 1ST KISS(2025)86.70点
2025-01-18惑星ソラリス107.02点
2025-01-16華の乱86.33点
2025-01-16大いなる幻影(1937)97.69点
2025-01-16こわれゆく女97.46点
2025-01-14別れる決心98.75点
2025-01-14PLAN 7586.78点
ブルーベルベットのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS