みんなのシネマレビュー
パッション(2004) - FSSさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 パッション(2004)
レビュワー FSSさん
点数 3点
投稿日時 2005-04-20 19:37:59
変更日時 2005-04-30 13:05:05
レビュー内容
作品そのものの評価より、この時期に、こういうストレートな宗教映画を作る意図について色々と深読みしたくなる。

メル・ギブソンは、キリスト教については原理主義に近い考え方のようで、より生々しくキリストの「受難」を描く事で、見る者に「人間としてのキリスト」を印象付けさせ、感情移入(すなわちキリスト実在のリアリティ)を促す意図があるように思う。

誤解を恐れずに言えば、一神教がアイデンティティの基盤にある民族の危険性や不寛容をさらけ出す内容にもなっていて、狙ったものなのか、非常に「保守的」な作品となっている。

まあ、宗教というものは、信仰は信仰として持っていても、心の何処かで冷静に相対化しておく余裕が無ければ危険ということだけは確かでしょう。価値の不寛容からいちいち争いを招いていては、それこそ本末転倒というもの。

この作品を機に、一神教と多神教の違いや、宗教成立の歴史と民族性といった事を勉強してみるのも良いかと。

ただ、宗教に対する興味の有無に関わらず、この作品が映画として面白いかどうかは疑問。展開と言えば、ひたすらキリストが鞭打たれるシーンばかりで単調だし、かと言って、キリスト教に対する新しい宗教観の解釈がある訳でもないので、宗教映画としてもつまらない。

はっきり言って、こんなバイアスがかかった作品を見るくらいなら、普通の宗教学の本を読んでた方が知識が偏らなくて良い。
FSS さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2017-12-30死霊館46.51点
ワールド・ウォー Z45.89点
ゲド戦記03.68点
エスター66.89点
サプライズ(2011)35.41点
ゼロ・グラビティ57.63点
イット・フォローズ45.96点
2007-08-09スパイキッズ45.69点
2007-07-07ファイナル・デッドコースター55.61点
2007-07-03テキサス・チェーンソー ビギニング45.95点
パッション(2004)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS