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タイトル名 |
大人の見る絵本 生れてはみたけれど |
レビュワー |
チャターBOXさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-09-26 14:44:38 |
変更日時 |
2005-10-17 13:47:23 |
レビュー内容 |
「生きるべきか死ぬべきか」、「ニノチカ」等々、ソフィスティケイテッド・コメディーの映画作家エルンスト・ルヴィッチ監督を敬愛していた小津安二郎監督の本領は、初期のサイレント映画群にストレートに体現されていると思います。子ども(人間の本質)の眼から純粋にながめた大人(社会化された人間)の社会と小さな子どもの社会とを「大人の見る絵本」として、叙情的に描いています。情景描写も見事でノスタルジーに浸れる作品でもあります。小津作品、いや、日本映画が世界に誇れる大傑作でしょう。 |
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