みんなのシネマレビュー
俺たちに明日はない - ひろみつさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 俺たちに明日はない
レビュワー ひろみつさん
点数 8点
投稿日時 2004-01-02 23:54:08
変更日時 2004-06-19 22:04:19
レビュー内容
実在のギャングを、まるで民話のように、哀惜さえ込めて描いているところにアメリカという国の不思議さ、不可解さを感じる。ラストの壮絶さは言うまでもないが、その直前ボニーが車の中でリンゴを齧る場面で、ああ聖書だな、アダムとイブを下敷きにしてるんだなとわかった。禁断の木の実を齧ったために楽園を追われた男女にダブらせてるところに、やはりキリスト教の匂いがある。青春映画として秀逸。ラストの銃弾の雨は、好き勝手にマシンガンをオモチャ代わりに、「自由」に生きてきた2人への教会の祝福の鐘の音だという、どなたかの指摘は鋭い!考えても見なかったよ。あの凄まじいラストで2人は真に結ばれたということなんだな。そんな2人への祝福であり、同時に罰でもある。「おめでとう!」と笑いながら「でもやったことは、やったことだ」という刑の宣告でもある。日本の御伽噺にも残酷な話が多いけど、それと共通する質感があるなと思った。優しく諭すように語りながら、その奥に怖く厳しい戒めを含んでいる。本当の自由なんてものがあるとしたら、それはこういう最後と引き換えにするべきものなんだという厳しくニヒルな教訓だ。
ひろみつ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2017-03-29母べえ05.17点
2016-11-19リベンジ・マッチ86.12点
2016-10-22GODZILLA ゴジラ(1998)44.39点
2016-10-22GODZILLA ゴジラ(2014)75.57点
2016-10-22シン・ゴジラ97.24点
2016-01-15影なき狙撃者97.07点
2016-01-06椿三十郎(2007)35.56点
2015-12-27るろうに剣心15.81点
2015-12-05龍三と七人の子分たち95.16点
2015-12-05静かなる男107.82点
俺たちに明日はないのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS