|
タイトル名 |
マタ・ハリ(1931) |
レビュワー |
元みかんさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-08-15 13:21:08 |
変更日時 |
2006-08-15 13:21:08 |
レビュー内容 |
美貌を武器にした女スパイから、恋する女への変貌。ちょっと不可解なシーンやエピソードから彼女の本気度がわかる。あのまま恋をしなければ、ずっとスパイを続けていたであろう彼女は、連行されるにもかかわらず清清しく凛とした表情をみせる。看守たちの思いやりのある態度に心が洗われる。時代も場所も異なるが、まるで源義経が平泉でやられず、モンゴルに逃れチンギス=ハンになった伝説が作られたように、マタ・ハリもまた(不可能であっても)どこかに逃れたのではないか(逃れていてほしい)という気持ちにさせる。ちょうど『明日に向かって撃て!』のような余韻が残る。 |
|
元みかん さんの 最近のクチコミ・感想
マタ・ハリ(1931)のレビュー一覧を見る
|