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さすらい(1976) - MAZEさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 さすらい(1976)
レビュワー MAZEさん
点数 9点
投稿日時 2004-05-28 00:35:43
変更日時 2004-06-13 14:50:27
レビュー内容
先ず、この作品を創ってくれた事、出会えた事に感謝したい。 「さすらい」を観てから、自分の中の“映画を観るスタンス”を改めて軌道修正する切っ掛けになった。本来娯楽である『映画』をどこかで、堅苦しく考えがちだったから。理屈で映画を観るわけではなく、知識が無くては映画を楽しむ事が出来ないわけでもない。“頭で観る”のではなく、『感じる』..これが、この作品を観た事で、甦った。「さすらい」自体もまた、理知的に理解してゆく類の作品ではなく、人間の本来持った自然的な面を受け皿にするべき作品。 

序盤から、徐々に身体に染みてくる情景の素晴らしさ。過ぎるミラー越しの風景は不安も希望もモノクロームの色合いに柔らかに織り込まれている様だ。 
ブルーノの旅は紙に書かれたコースを巡回すること…最後の映画館を後にすれば、また振り出しへもどる。変化のない歪な円を描く旅路。ロベルトの旅は元いた場所から離れる..逃げること…どんなに離れようとしても、気持ちは足の向く方向とは逆に向いている。
2人は前進しながら、それぞれ前に進もうとはしていない。まるでゴールのない双六だ。 やがて、道は行き止まり..『分岐点』の出現。そして、再び動き始める。糸は一刹那一つに縒り合わさっただけ、元に戻るには程無い。旅は終わることなく、2人の軌跡は交差点を残して伸びてゆく…それは、あてどない行き道のほんの一部でしかない。
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投稿日付邦題コメント平均点
2009-08-05劇場版 XXX HOLiC 真夏ノ夜ノ夢65.50点
2009-08-02蟲師22.94点
2009-07-31交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい56.00点
2009-06-17おくりびと77.04点
2009-03-15スカイ・クロラ The Sky Crawlers76.11点
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2005-09-12時計じかけのオレンジ87.53点
2005-08-01ダークシティ86.09点
2005-08-01危険な遊び(1993)86.90点
2005-08-01座頭市(2003)76.60点
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