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アラビアのロレンス 完全版 - アルメイダさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 アラビアのロレンス 完全版
レビュワー アルメイダさん
点数 10点
投稿日時 2005-05-07 08:22:19
変更日時 2005-05-07 08:22:19
レビュー内容


実際政治とはそんな簡単なものではなく、この時代の歴史背景も難解で、
特に2巻目はほとんどそのことで冒険的な面白さはありません。
正直たいくつだと感じていたあの長い長い砂漠の出会いや、
旅の場面が2巻目になると恋しくなるのに気づいた。
それはロレンスがイギリスに戻ると飼い猫のような変わりようで、
また砂漠にもどりたくないと言いつつ、
戻るのはアラブと決まっている。

主役の気持ちがなんだかわかるという、
最初の長いショットが忘れかけたころに生かされる映像の力。
1巻目にはこれでもかと大げさな音楽が雄大に流れる。
それがもっと戦いが大きくなった2巻目では、音楽はないに等しい。
もしかしてこれが現実なんだと知らされているような・・

誰しも自分の欲望はあるし志もある。国のため名誉のため自分のため。
一番自分に正直だったのは盗賊の頭だったのかもしれない。
政治の現実に嫌気がさし去っていくロレンスを、
最初に出逢ったアリが止めるがそれを諭した盗賊のアウダは、
こうなることも本能で知っていたのかもしれない。
アラブ人になろうとしてなれなかったイギリス人は、
どうみても滑稽だが笑えない苦悩がそこにはある。

助けた仲間を処刑し助けそこねた仲間を思い非情になっていく。
だが戦地から離れまたイギリスに帰れば称号はあれど雇われ兵だ。
アラブを独立させる神にもなれず、大英帝国の駒にされただけなのか。

ぶつ切りになったような終わり方も妙な余韻を残し、
さらにバイクとすれ違う幕切れはオープニングと繋がっているようで、
この主人公のその後にリンクさせているようで不気味な後味です。

気になって仕方なくなり、DVDを購入することにしました。
こういうタイムスリップ的な感覚の映画は気になるのです。
回想から繋げる手法が特にうまいですよね。
主役のピーター・オトゥールは昨年度のアカデミー賞の名誉賞を辞退、
最終的には周りの説得もあり授与されました。

アルメイダ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2006-09-21ルディ/涙のウイニング・ラン87.90点
ザ・ロック77.83点
ザ・カップ 夢のアンテナ46.44点
最後の恋のはじめ方46.35点
歓びの毒牙65.50点
バーバー66.65点
アンブレイカブル34.55点
ダ・ヴィンチ・コード75.05点
翼のない天使76.23点
アンジェラの灰45.32点
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