みんなのシネマレビュー
火宅の人 - イニシャルKさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

スポンサーリンク
タイトル名 火宅の人
レビュワー イニシャルKさん
点数 5点
投稿日時 2012-09-18 22:28:47
変更日時 2012-09-19 17:08:08
レビュー内容
深作欣二監督が壇一雄の私小説を映画化した文芸大作。深作監督の代表作のように言われている映画の一つであるが、一方で駄作との評判もある映画で、実際どうなんだろうと思って見たのだが、とくにつまらないというわけでもなければ、だからと言って特別面白いわけでもない至って普通の凡作という感じだった。しかし、出来としてはあまりよくなく、緒形拳は三人の女の間を行ったり来たりする主人公の作家を演じているが、どうも人物設定がよく分からず、ただのダメ男にしか見えないし、壇ふみ(本作冒頭に主人公の母親役で出演。)のお父さんてこんなダメ男だったのかとなまじはっきりとしたモデルがいるために思わずそう感じてしまう。ドラマとしてもあまり深みがなく、時代背景もよく分からない。おそらく大長編である原作をまとめるのに精いっぱいであったであろうことがうかがえる。音楽もこの映画に合っているとは言い難い。深作監督らしさが出たのはやっぱり緒形拳と原田美枝子のケンカのシーン。やっぱりこの監督はこういう激しいシーンを撮ると、途端に演出がイキイキとしてくる。ラストはなんとなくハッピーエンドで終わる(原作は未読だが、たぶん原作とラストは変えてあるような気がする。)が、ここに至って深作監督はこの主人公に女癖の悪い自己を投影しているのではないかと思えてきた。(言い方は悪いが。)妻のいしだあゆみのセリフである「あなたのなさることはなんでも分かるのよ。」という言葉は実際に中原早苗が深作監督にかけている言葉のように思える。
イニシャルK さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-05-19アルキメデスの大戦66.53点
2025-05-09SPACE BATTLESHIP ヤマト44.47点
2025-05-03湯道66.16点
2025-04-27翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜55.89点
2025-03-27ドラゴンクエスト ユア・ストーリー35.09点
2025-03-16残穢 -住んではいけない部屋-66.00点
2025-03-09仄暗い水の底から54.41点
2025-03-02リング0 バースデイ54.10点
2025-02-23リング232.83点
2025-02-17らせん32.68点
火宅の人のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS