みんなのシネマレビュー
愛を読むひと - delft-Qさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 愛を読むひと
レビュワー delft-Qさん
点数 6点
投稿日時 2010-07-13 23:32:20
変更日時 2010-07-14 00:37:41
レビュー内容
前半は「青い果実」みたいな話かと思っていたら、後半になって急に社会的なテーマが出てきて面食らった。▼ハンナ・シュミットという名前、ハンナは日本でいえば「花子」、シュミットは「佐藤」とか「鈴木」みたいな姓名だから、“どこにでもいる平凡な人間”のメタファーとなっているらしい。戦争裁判のシークエンスは、そんな平凡な人間をも戦犯として重罪に問うたという表層さあるいは悲しさを伝えようとしたのか。▼ハンナの刑務所出所が決まって、マイケルが会いにいったとき、マイケルが「昔のことを考える?」と尋ねたら、ハンナは「昔の二人のこと?」と聞き直すと、マイケルは「いや、そのことじゃない」と言った。このやりとりの残酷さ。どこまでも私的な人間である女に対して、男は社会的な人間に変貌していた(少なくともハンナにとっては)。おそらく、この会話がハンナの自殺の呼び水になったものと思われる。昔の出来事が男にとっては過去となっている以上、ハンナの存在はお邪魔虫でしかない。ならば、かつては男に知らせないまま引っ越し、こんどは命を絶った。娑婆に出られるとなって、死ぬしかなかった彼女の選択がやるせない。▼面白く見ることはできたが、他方、奥深そうに見えて、そうでもないようにも思え、映画を通して何を伝えようとしたのか、イマイチよく見えてこなかった(マイケルの心理描写が練りきれていないのが原因と思われ)。ラスト、マイケルが自分の過去を娘に語るというのはあり得ないシナリオで、作品全体を意味不明にしてしまっている。もし独りで墓参りしていたら+1点はあげられたと思う。
delft-Q さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-10-09沈黙の艦隊(2023)65.50点
2021-11-02DUNE デューン/砂の惑星(2021)56.30点
2020-09-17道(1954)107.91点
2019-12-25アウトロー(2012)66.20点
2019-12-25スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け66.76点
2019-07-02言の葉の庭45.66点
2019-05-03キングダム(2019)86.06点
2018-08-14ミッション:インポッシブル/フォールアウト77.07点
2017-11-07君の名は。(2016)107.00点
2017-09-24ブリッジ・オブ・スパイ77.16点
愛を読むひとのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS