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タイトル名 |
バタフライ・エフェクト/劇場公開版 |
レビュワー |
no_the_warさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2009-11-03 19:03:26 |
変更日時 |
2009-11-03 19:03:26 |
レビュー内容 |
量子力学のパラドックスを修正するためにいろいろと仮説が生まれたが、その中のひとつに「多世界解釈」というのがある。たとえば巨人が勝つ世界と日ハムが勝つ世界、試合だからどちらかが存在するわけだが、どちらも存在する可能性があるわけだから、それぞれの世界が存在していくのではないか。イメージで言えば、この世界は樹形図のように無数に枝分かれを続けていて、今の我々はそのなかの一つを選択して進んでいるということ。 これをふまえれば、この映画のヘタレ主人公は自分が選んできた枝じゃない別の枝を覗いてると言える。で、自分の人生の主観を移動するアビリティを持っているということだ。 なので、彼が見てきたたくさんの、今より悲惨な運命というのも、すべて実在しているというように解せる。
今の俺が選ばなかった無数の枝を進む俺たちよ、元気か。 |
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