|
タイトル名 |
火垂るの墓(1988) |
レビュワー |
パセリセージさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-01-09 01:40:29 |
変更日時 |
2012-05-13 22:29:49 |
レビュー内容 |
国家や社会の都合により犠牲になる、弱者である子供たちの悲しみが伝わりました。ただ、単純に戦争をやらなければ良いと言うだけでは、解決にはなりません。現実に、いまでも、多くの子供たちが大人のエゴや無関心の犠牲になっています。犯罪、いじめ、虐待などで連日悲しいニュースが報じられています。この作品でも、あの親戚のおばさんをはじめ、多くの大人たちの態度に疑問を感じます。慈悲やいたわりが感じられない言動は、しょせんは、他人。自分と身内が一番かわいいという人間の本心が露骨に表現されて、それは、今でも同じなのではないかと思われます。助けることのできた命であるという点では、悲しい現実です。この教訓は生かされているのかがむしろ大切なのではないかと感じました。 |
|
パセリセージ さんの 最近のクチコミ・感想
火垂るの墓(1988)のレビュー一覧を見る
|