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タイトル名 |
椿三十郎(1962) |
レビュワー |
パセリセージさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-04-29 23:52:41 |
変更日時 |
2004-04-29 23:52:41 |
レビュー内容 |
ユーモアが随所に入っている分、緊張感が前作より薄れています。その雰囲気を最後の決闘が引き締めて、トータルでは見事な構成です。藩の内紛で、それぞれが自分の立場により行動が制限される中で、主人公だけが自由で、それが発想も豊かにしていると感じました。しかし、浪人として生きていくには強くなければならず、つまり、鞘に収まることが難しくなる訳で、最後の去っていく姿に、一抹の寂しさを漂わせています。組織に属する者とそうでない者では、得られるものと失うものがまさに逆になります。 |
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