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タイトル名 |
Vフォー・ヴェンデッタ |
レビュワー |
kiryuさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2007-12-15 23:30:58 |
変更日時 |
2007-12-15 23:30:58 |
レビュー内容 |
私には残念ながらあわなかった映画でした。 言いたいことはわかるんだけど、見ててイライラしてどーしようもありませんでした。
まずVに魅力を感じない。岩窟王のダンテスを気取ってみたり、シャイクスピアを引用しまくったり、なんかやたらとペラペラペラペラ喋りまくるのだけど、借り物ばかりですごく薄っぺらい。自分の言葉で喋れといいたい。監督は押井守が好きらしいけど「イノセンス」でもお手本にしたのだろうか、引用が多すぎる。 Vはエプロン姿で愛嬌をふりまいたり、好きな映画のヒーローを熱く語ってみたり、ダンスを請うてみたり、どうかすれば魅力的になりそうなのに、一貫性がなさ過ぎて感情移入出来ない。 Mな私はイヴィーを拷問する冷酷さぶりにはちょっと惹かれたんだけどな(笑) どうにも子供っぽいんですよね。ヒーローの真似をしてる子供。 拷問のことで責められたら「私だって辛かった!」とか言うし。
私は彼が人を殺すことに抵抗が無さ過ぎるのも引っ掛かった。 殺しは罰にはならないと思うんですよね。 救いにはなっても罰じゃない……。 人が人を殺す裁きというものはどうしても拒絶反応。
そしてイヴィー、強いのか弱いのか何を考えてるのかよくわからない。 なんか都合のいい様に存在してるキャラって感じ。 ナタリーのスキンヘッドを見て、私はてっきり「GIジェーン」のデミがしたように自分の意思で髪を剃るキャラなのだと思っていたので、単に囚人として剃られるのか~って拍子抜けしちゃいました。 |
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