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タイトル名 |
ソウ |
レビュワー |
ラーションさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-04-30 23:50:57 |
変更日時 |
2006-04-30 23:50:57 |
レビュー内容 |
こういう映画を語るときには、文学的な評価をしてはいけないと思う。登場人物の深みとか、動機とか、気にしてはいけない。エラリー・クイーンのミステリのような、作者と客との知恵比べが肝であると思う。勝負の結果は私の完敗でした。登場人物の少なさゆえ、あからさまに怪しい人物にすぐ気づいてしまうけど、途中のあるシーンで効果的に使われて疑惑が昇華されてしまう。これが最大の引っ掛けであると思う。いわゆるミスディレクションというもので、まんまとしてやられた。伏線の張り方もそれなりにやっているとは思うし、展開もスピーディーで飽きずに見られました。一つ野暮な疑問を言うと、犯人が悪趣味なゲームに使った道具の数々ですが、ほとんど全てが年季の入った古臭いもので、そこらには売ってないような非日常品。それらの証拠品を全て現場に置きっぱなしにしてあるわけですから、骨董屋などの入手ルートから足が付くんじゃないかと思いました。 |
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