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タイトル名 |
震える舌 |
レビュワー |
円盤人さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2004-10-07 00:54:38 |
変更日時 |
2004-12-19 23:37:18 |
レビュー内容 |
私も高い評判を聞いてから観たクチで、期待が大きすぎた、というのが正直な感想です。破傷風の恐怖と、心理的に追い詰められていく夫婦には、観客を釘付けにする迫力があります。それはいいでしょう。しかし、本作には今ひとつ焦点を絞りきれてないような印象を受けます。例えば、父親の昭(渡瀬恒彦)が転ぶシーンがありますが、これが破傷風の感染によるものなのか、単に焦っていたのかどうかわからない。こういうはっきりしない場面が結構あります。そもそも本作はホラーなのか、ヒューマンドラマなのかもはっきりしないのです。それともこのような構造によって、作品に多角的解釈が与えられているのか?いろいろ考えましたが、やはり絞った方がいい、テーマがはっきりした方がこの作品はよくなる。私はそういう結論に達しました。とはいえ、本作がサスペンスフルな秀作であるのは間違いないと思います。 |
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