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タイトル名 |
ミッション:インポッシブル |
レビュワー |
六本木ソルジャーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-06-21 23:45:24 |
変更日時 |
2006-06-21 23:45:24 |
レビュー内容 |
まさに王道をいく映画。テンポがよく、見せ場もあり、深く考えなければ誰もが楽しめる文句なしの娯楽映画だと思う。 ただ、個人的にちょっと考えさせられたシーンがある。 ①イーサンの母親とおじさんが虚偽の理由で拘束されたためにキトリッジに直接電話を掛けて交渉した後に、ジョンボイトと再会するシーンがある。ジョンボイトがヨブと確信するが、クレアの関与をイーサンは否定しようとする。 ②その後、雨に濡れて呆然としながら戻るイーサンだったが、イーサンのことをクレアは心配してドア付近で毛布に包まりながら待っており、イーサンの無事の帰宅を喜び、安堵してイーサンの手に頬ずりしてキスするシーンへと続く。口ではなく手にキスするところが、信頼感を表している感じがする。 ③そして最後には高速列車TGVの中でジョンボイトに成りすまして、クレアの本性を知る。という流れであった。 ③へと繋げるためには、クレアがクロかもしれないという前振りが必要だと思うが、その前振りが②では全く真逆の前振りではないだろうか。 なぜ自分のことを心配してくれる自分が惚れた女を③でハメようとするのか。もし、クレアがクロかどうか全く分からないから、その真相を知るためにジョンボイトの変装をしたのであれば、普通の女性なら自分のことを疑い試そうとする人間とどうやって信頼関係を結べるだろうか。まったく確証がなく変装したのならばイーサンは人間としてちょっとまずい人間ということになる。 さらに多少クレアはイーサンのことをかばうものの、ジョンボイト(あのタイミングで登場するのもちょっとおかしいが)がいきなりクレアを射殺する流れも悪すぎる。 適切な流れとしては(1)ノックファイル強奪の流れと(2)誰がヨブなのか(クレアがひょっとするとヨブなのか)という二つの流れが必要だったと思う。 クレアの素性を知ろうとするためにクレアに近づき、やがて二人は恋に落ちるが、クレアにもボイト同様に「聖書」みたいな落ち度があって、クレアがクロだと知る。 しかし、最後はイーサンのことを好きになったクレアが逆にジョンボイトを裏切ってボイトに殺されるという流れが通常の流れではないか。
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