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タイトル名 |
リアリティ・バイツ |
レビュワー |
ダブロンさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-03-18 23:25:45 |
変更日時 |
2004-06-11 04:32:48 |
レビュー内容 |
この映画は死ぬほど好きです。中学生の時に見た時はイマイチでしたが、大学生になって見たら最高に面白く感じました。若者を描いた映画はけっこう好きですが、ただ単にインモラルに生きること、薬や暴力やセックスに溺れていく場面を描くことで、若者の奔放さを描くような安易な映画が多くて、個人的に閉口してしまうことが多いです。でも、この映画の若者たちにはそれぞれ哲学があり、苦悩があり、華やかな夢と冴えない日常の狭間があり、一定の知的土台を分母にした上で、分子の部分で、時に勝手で、時に反社会的な若者の奔放な生き方が描かれていて妙に感情移入できてしまうんです。イーサン・ホーク最高にかっこいいです。私は「リアリティバイツ2」なるもので、彼らの今後、現在はどうしているのかとか、この作品のファンとして気になるし、勝手に想像してみたりします。現在大学生の私は、10年前の大学生のこの映画の若者を見て、今頃どうしてるんだろうとか、自分の大学生活についてとか考えさせられます。やっぱりトロイはデパートで掃除夫をしていて・・とか。イーサン・ホーク、ウィノナ・ライダーはもちろん、音楽も抜群にいいです。この映画も公開されてもう10年経ち、ジェネレーションXという言葉も古くなり、パソコンも携帯電話もない大学生の時代の話で、現在見ると多少古臭くなってきましたが、この映画に感化されるものは色褪せません。個人的にはこれからも何回も見ちゃうんだろうなと思います。 |
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