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猟奇的な彼女 - 港のリョーコ横浜横須賀さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 猟奇的な彼女
レビュワー 港のリョーコ横浜横須賀さん
点数 10点
投稿日時 2006-08-16 17:54:48
変更日時 2014-02-14 14:12:30
レビュー内容
「もし運命ならきっとまた出会える」
恋をして別れを経験する度に、私も自分にそう言い聞かせてきました。

忘れたくても忘れられない恋は、本当に自分を見失いそうになる。
『忘れられそうな新しい恋』を見つけた時は、前向きに頑張ろうと思える。
すぐに怒ってぶん殴るのは、自分の心の傷を隠すため。
強引、ワガママ、自己中なのは、そんな最悪なコトをする自分でも、
相手が自分に合わせてくれるのを見て、自分への気持ちを確認して安心したいから。
なのに、自分の中に残っているのは、元彼の面影や二人の想い出。
前の人と今の人は違うのに、今の人に求めてしまうのは、すべて元彼のしてくれたこと。
忘れたいのに、心の中のどこかで「忘れたくない」と願う自分もいる。
そして気がつく。
「忘れる為に誰かに頼っていては、いつまでも忘れられないのだ」と。

しかし、その存在を失いそうになった時、または失った後に、初めて気がつく。
「自分は彼を愛していたのだ。彼を必要としていたのだ」と。
そして、そういう時に限って神様は『本当に二人は心から愛し合えますか?』と試練を与える。

私は、木の下でおじいさんが言ったセリフを、ずっと忘れないでしょう。
「運命というのは、努力した人に偶然という橋を架けてくれる」
それぞれの想いを胸に努力した二人だからこそ、幾多のすれ違いにも負けず、再び巡り逢うことが出来たのだと思う。
『運命が努力した人に偶然という橋をかけてくれる』ならば、
『幸せとは橋で巡り逢えた二人が育てた愛』なのかもしれない。

この映画のおかげで、主人公の「彼女」と似たような状態だった私も、
「キョヌ」のような存在の彼と、もう一度二人で歩みたいと思うことができました。
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投稿日付邦題コメント平均点
2020-10-11ナイトクローラー97.24点
2018-12-01男はつらいよ 寅次郎夢枕97.00点
2018-11-30続・男はつらいよ77.30点
2018-11-30男はつらいよ 噂の寅次郎96.72点
2018-11-28男はつらいよ87.98点
2015-11-18自虐の詩106.26点
2015-01-29劇場版 PSYCHO-PASS/サイコパス64.92点
2015-01-19バンクーバーの朝日55.18点
2012-04-28大日本人24.69点
2012-04-28シティ・オブ・エンジェル33.97点
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