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タイトル名 |
世界の中心で、愛をさけぶ |
レビュワー |
港のリョーコ横浜横須賀さん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2005-06-28 10:29:22 |
変更日時 |
2008-01-10 11:12:49 |
レビュー内容 |
原作既読、ドラマ未見です。 役者陣が無駄に豪華なだけで、内容の偽善さと薄っぺらさには閉口しました。 終盤は睡魔が完全勝利をしてしまい、何度も巻き戻し→再生の繰り返しをするほど。
何より納得出来ないのは、かの有名な空港でサクが泣き叫ぶシーン。 アキに対して自分の出来ることを精一杯してあげたい気持ちは分かる。 「誰か助けてください」という台詞に込められた深い意味や心情も分からなくはない。 それらを充分に汲み取ったにしても、あの浅慮で手前勝手な行動は頂けない。 「若気の至り」などという言葉では片付けられない。 身内からすればはた迷惑な話なのだ。 命に係わる問題を美化しているとしか思えないこのシーンに、深く憤りを覚えた。
そして致命的なのは、大人のサクに全く魅力を感じない点。 最愛の人の死から立ち直れず、結婚寸前の今もなお過去を彷徨い、 しかし真実が告げられるや否や自己解決をして前向きになるなんて・・・ どんだけ打たれ弱くて薄っぺらな男なんだよ、と少し嫌悪感を抱いてしまった。 そんな男の何処に惚れたのか全く理解出来ないため、婚約者にも感情移入出来ない。 というか、結婚を控えた恋人同士が何故そこまでお互いを知らないのだろうか? 相手の全てを知る事が愛だとは思わないが、あまりにも不自然すぎる。 むしろ同郷だったことすら知らない二人がどうやって結婚までこぎつけたのか、 そちらの方が気になるし良い映画が出来そうな気さえしてしまった。
行定監督お気に入りの柴咲コウは原作本の帯にコメントをしており、 そして原作ではなかった役柄と設定で映画には柴咲コウが出演している。 業界の力が働いたのか?と考えてしまうのは、ただの勘繰りだろうか。
長澤まさみが本当に頭を丸めたという女優根性に敬意を表して3点。 |
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