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タイトル名 |
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 |
レビュワー |
さらさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-12-11 10:49:32 |
変更日時 |
2006-12-11 10:49:32 |
レビュー内容 |
やっぱり南米の映像は美しいですねぇ。なんだか非生産的で全然活気が無くて暇だからって、浮気してたりする人達が住んでる、どーしよーもない乾いた町が舞台です。ホントある意味救いようもない。そんな町だから人を殺しても、その人が町の人間じゃなくて、不法移民でよそ者だったりするから、なーなーで揉消したりするのが、当たり前のようになってたのかもしれない。そんな胸が悪くなるような町のシーンの連続ですが、目が見えなくて食料を運んでくれてた息子が来なくなって「お願いだ。その銃でわしを撃ってくれ」と言ってた老人が、国境警備隊が来たときに「何か必要なものがないか」って聞いたときに「ない」って言ったシーンが一番辛くなりました。この映画は全体的に背景に絶望を映し出してるけど、最後の一言で、暗く沈んでいた観客を救ったカンジに仕上げたのですね。だからこそ、好みが分かれる映画です。 |
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