みんなのシネマレビュー
日本橋(1956) - まいかさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング


◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

スポンサーリンク
タイトル名 日本橋(1956)
レビュワー まいかさん
点数 7点
投稿日時 2023-03-19 22:34:54
変更日時 2023-03-19 22:44:03
レビュー内容
GYAOの無料動画で視聴。
青や紫を多用した画面は泉鏡花の薄気味悪い世界観をよく醸し出しています。これはきっと撮影所の技術の賜物だろうし、もともとの戯曲の舞台美術にも多くを負っているのかもしれません。その映像の美しさだけをいえば、のちの鈴木清順の大正3部作にも比肩しうるものだと感じます。
しかし、戯曲をそのまま敷衍したような散漫でメリハリのない脚本はまったく要領を得ず、無駄なシークエンスが多いわりに物語の肝がさっぱり見えてこない。のっぺりした脚本が鏡花らしいと言えばそうも言えるかもしれませんが、もうすこしポイントを絞った明瞭で簡潔な脚本に出来るだろうと思わずにはいられない。
冒頭のシーンは幕が上がって路地が出現するところから始まりますが、そこが演劇的空間であることを示唆するよりも、なにより「路地」や「橋」の意味づけを明確にすべきです。登場人物の関係性や心の確執についても、たんに戯曲のセリフで説明するのでなく、もっと映画的な手法に置き代えて表現すべきだろうと思う。蛆虫が湧くという赤熊の毛皮も、舞台演劇ならばともかく映画の服装としては漫画じみた感がありました。
画面の美しさには9点以上つけたかったところですが、市川夫妻の脚本と演出には才気も創意も感じられず、7点以上はつけられません。
まいか さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-05-24ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション87.00点
2025-05-17ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル77.17点
2025-05-10紅の豚87.35点
2025-05-04ジュラシック・ワールド86.13点
2025-05-03君たちはどう生きるか(2023)85.77点
2025-04-26スター・ウォーズ78.08点
2025-01-11花束みたいな恋をした86.86点
2025-01-09セーラー服と機関銃75.25点
2025-01-05ミステリと言う勿れ66.85点
2024-11-16トップガン マーヴェリック98.00点
日本橋(1956)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS