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タイトル名 |
ジュラシック・パーク |
レビュワー |
まいかさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2025-06-15 11:21:43 |
変更日時 |
2025-06-15 12:01:42 |
レビュー内容 |
ジュラシックワールドが面白かったので「記念すべき第一作も…」とそれなりの期待をもって観たのですが、残念ながらほとんど面白さを感じませんでした。30年以上前の作品なので技術的な制約もあったでしょうが、恐竜の姿や動きがぎこちなくてリアリティがないし、スペクタクルとしての感動にも乏しい。さして物語が面白いわけでもなく、あまたあるB級パニック映画と大差ない印象です。 主要なキャストがぎりぎりで助かるパターンは分かりきってるので、とくにハラハラすることもなく、むしろ不自然な描写ばかりが気になってしまう。肉食恐竜の目が横向きなのも変だし、嗅覚でなく視覚だけで獲物を追うあまり鏡に激突するのも現実味に欠ける。大人2人がドアを押さえて少女がパソコンを操作する展開になるのもわざとらしいけど、全体重をかけねばならないはずなのにドアを背中で押さえながら足を銃に伸ばそうとするのもありえない描写です。最後にティラノサウルスが現れて恐竜を喰ってくれて助かる…ってオチもご都合主義に過ぎる。 いちばん謎だったのは、中国系のヘンリー・ウーをはじめとするラボの研究者たちやトリケラトプスを治療してた獣医師たちがいつのまにかいなくなってること。みんな恐竜に喰われて死んだのですか? 草食恐竜とのファンタジックな交流も、子供嫌いだった主人公が子供との絆を深めるサブストーリーも、薄っぺらくて子供だましの感が強い。勧善懲悪的な視点でいうなら、黒人のエンジニアよりも、孫の命そっちのけでビジネスを優先しようとしたジョン・ハモンドこそが恐竜に喰われるべきだったと不満が残ります。 |
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