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ジェーン・エア(1944) - まいかさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ジェーン・エア(1944)
レビュワー まいかさん
点数 7点
投稿日時 2024-04-12 13:25:30
変更日時 2024-04-12 13:44:02
レビュー内容
養母や教育者からの虐待、友人との死別などの苦難を乗り越えた孤児の少女が、ワケありな金持ちツンデレ男と結ばれるまでのベタベタなシンデレラストーリー。握手どまりのボディタッチが今でいうムズキュン要素にもなっている。
そこに「美女と野獣」みたいなゴシックホラー要素が加えられており(ちなみに原作の主人公は美女ではありません)、その過剰なほどのサスペンスタッチな演出がエンタメ映画としての面白さになっています。音楽もバーナード・ハーマンなので、どこかしらヒッチコックのサイコスリラーっぽく、実際のところ舞台設定も「レベッカ」に似ています(原作のほうは「レベッカ」より「ジェーン・エア」のほうが先ですが、映画は「ジェーン・エア」より「レベッカ」のほうが3年先です。ただし、映画「レベッカ」の音楽はフランツ・ワックスマンだったのでバーナード・ハーマンではありません)。
なお、物語を簡略化するためだと思いますが、原作における「テンプル先生」や「セント・ジョン牧師」の役割が、この映画では「リバース医師」によって兼任されています。それ以外にも原作からの変更はあると思いますが、長い小説を簡潔にまとめてるので、原作の内容を手っ取り早く把握するには最適な映画。
ちなみに、モンゴメリの「赤毛のアン」でもフランス系アカディア人が差別的に描かれてますが、その原型ともいえる「ジェーンエア」でも、ジャマイカ出身の妻が狂人であるがゆえに監禁されているという人権度外視の反コンプライアンスな設定。しかも、その妻が死んだことをこれ幸いにヒロインの愛が成就するという差別的なトンデモ結末です。このあと何度か映画化されてるようだけど、現代的な人権規範に適合させるには原作の内容を大幅に(ポストコロニアリズム的に)改変する必要があるはずです。
また、キリスト教にもとづく児童教育が、産業革命期の英国においてさえ中世の魔女狩りみたいな発想で子供を虐待してることに驚かされますが、原作者が通った実在の学校がモデルだそうです。
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