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タイトル名 |
亡国のイージス |
レビュワー |
きつまさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-08-01 01:10:18 |
変更日時 |
2005-08-01 01:10:18 |
レビュー内容 |
語るべき未来も見えず、守るべき国家の顔さえも失った国日本への警鐘と日本人のヒューマニズムの相反する描写がこの映画のテーマだと思う。
ヒューマニズム自体は結構なことなんだけど(みんな非情の工作員じゃ物語にならないしね。)、ただ、その見せ方が少し、陳腐と中盤感じたが、最後のオチで結構挽回。
とにかく、如月役の勝地涼が秀逸。
同じく福井晴敏の原作になる、「ローレライ」の妻夫木聡と比べると段違いの存在感。
目的遂行の為に、他者を非情に排し、自らを捨てることも厭わない覚悟が伝わってきた。
彼の演技が今の日本人自体へのアンチテーゼに感じられた |
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