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タイトル名 |
ラン・ローラ・ラン |
レビュワー |
トムトムさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2005-06-11 01:44:22 |
変更日時 |
2005-06-11 03:02:32 |
レビュー内容 |
音楽を観た。という感じ。 映像の裏に、バック・グラウンド・ミュージック(BGM)があるなら、この映画の場合、バック・グラウンド・ムービー(やっぱりBGM)といった感じ。 随所に流れるジャーマンテクノにもループという奏法があるが、この映画の場合、映像もループしている。MTVあたりで流れるプロモーションビデオの長編を観ている感じか。 とはいえ、両方のテキストをストーリーが上手く纏め上げているように思える。 冒頭のサッカーの掴みの映像が「前奏」・・・その後、「Aメロ・サビ」・「Bメロ・サビ」・・・最後にエンディング(CODA)と、展開までもが終始音楽的構造。 例えば、このストーリーだけをメインに映画を作ったらまったく違ったものになっただろうが、「世にも奇妙な物語」になってしまう。(これが悪いというわけではないけど・・・)音楽メインに作ればやはりミュージカルということになるのだろう。 微妙なところを突いた一発芸的な作品ではあるのだけども、当時映画館で観て、ポップな映像・キャラ・テンポ、アクセントとして記号的に用いられたアニメーション・・・総合芸術という言葉を信じるなら、こういうのもありかなと、心豊かに映画館を後にしてしまった。 |
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