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タイトル名 |
チャドルと生きる |
レビュワー |
王の七つの森さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-09-18 00:00:07 |
変更日時 |
2006-09-18 00:00:07 |
レビュー内容 |
確かに、イランのイスラーム社会で女性たちが抑圧されている、という雰囲気は伝わってきます。また女性たちをリレー式に繋いでいくという描き方も、この主題にはマッチしているようにも思いました。・・・・・・だけど、イスラームの社会でも、国家がどのようにイスラム道徳の維持に権力を用いるのかは、国家によっても異なっています。こういう描かれ方をすると、イスラーム社会では、どこでも女性が抑圧されているという偏見を生んでしまうような気もします。また彼女たち自身はイスラームの教えをどのように受け止めているのかという描写が一切ありません。なんだか、ヨーロッパ的な価値意識に依拠して、イランのイスラム権力を批判するためだけの作品になっている感じもしました。・・・・・・現状のイラン社会でいいじゃない、と感じてる女性もいるでしょう。また男は男で、ひとたびアメリカと戦争になればアメリカのハイテク兵器の前に虫けらのように殺されてしまうわけで、イスラームの社会が抱えている問題は、色々と多様なように思います。・・・・・・・・ところで、女性たちの多くが吸っているたばこは何を象徴していたのだろう。男性が享受している自由??・・・・・たばこを吸うことは健康に悪い、たばこを吸っている人は知性がない、というアメリカ的な価値意識が徐々に浸透している昨今では、よくわかりませんでした。 |
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