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タイトル名 |
巴里の空の下セーヌは流れる |
レビュワー |
もっつぁれらさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-07-12 23:49:52 |
変更日時 |
2006-07-13 00:04:06 |
レビュー内容 |
普通のオムニバスと違い、複数の人物の一日の行動を同時並行で描くことによってストーリーが展開していきます。 この映画に出てくる話というのは、当時のフランス、パリではごく普通にある事のたとえなのだと思う。 猫にやるミルクがないほど貧しい人がいたり、ちょっと頭のオカシイ人がナイフを振り回したり、家出をする子供がいたり、労働条件で反発している会社があったり、パリでは撮影は日常のありふれた光景なのだろう。また、文通は誰でもやっていることだし、身障者を街中で見かけるというのも特に珍しくはないんだろうなと思う。 一人一人の行動にさほど興味を引かれるということはないが、つまらなく感じたり飽きてきたりということはなかった。 最後は、全員がハッピーエンド、若しくは普通のありふれた日常のまま終わってもらいたかったが、全ての人が皆幸せになれるとは限らない、という監督からのメッセージなのだと思う。けど、心臓の鼓動と共に夜明けを迎えるという、パリという都市の力強さを表したところが希望に溢れるようでいて、良かった。 |
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