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タイトル名 |
鬼火(1963) |
レビュワー |
とらやさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2012-11-06 23:05:43 |
変更日時 |
2012-11-06 23:05:43 |
レビュー内容 |
「君達は僕を愛さず、僕も君達を愛することが出来なかった」主人公の男の本作の最後の言葉。君達とは、数年ぶりに再会したパリに住む友人達を指していながらも、彼の周りにあった社会全体を指していたのでしょう。療養所の人間模様も、パリの街の描写も、ひたすら主人公の男の孤独感が全編を支配する映画でした。そんな男を演じたモーリス・ロネの静かなる名演技を堪能しながらも、生への執着や熱さのようなものも感じられず、その結末に鑑賞後は気が滅入りそうになる作品でした。 |
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