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タイトル名 |
ヒトラー 最期の12日間 |
レビュワー |
wunderlichさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2005-09-10 10:45:24 |
変更日時 |
2008-05-06 20:16:37 |
レビュー内容 |
僕はヒトラーについて詳しく知っているわけではないので、この映画を見た限りで言うと、ヒトラーは典型的なガキタイプの権力者だったようだ。基本的に、権力者は周囲の人間の予想を裏切ることで権威を成立させる。ヒトラーは成り上がりものだから、ある程度理不尽な振る舞いで周りをビビラセないといけなかったのだろう。この映画が着目している「ヒトラーの人間性」についてだが、自分の周りの人間には優しいが、遠くの人間には冷酷な一面を見せるなんて、「僕は人類を愛せても、隣人は愛せない」と作中で語らせたドストエフスキーとまるっきり反対だぁ。だから僕はヒトラーの優しさって、大人の優しさではない気がした。大人の優しさってもっと想像力をともなったものだと思う。端的に言って、ヒトラーの優しさはガキの優しさだ。だから、ヒトラーが人間的だったというより、ただのガキだったというのが僕がこの映画から受けた印象。 |
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