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タイトル名 |
火垂 |
レビュワー |
wunderlichさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-05-07 20:55:51 |
変更日時 |
2006-05-07 20:55:51 |
レビュー内容 |
冒頭の東大寺お水取りのシーンで、この映画の「視線」に心打たれる。この世界には物事を美しく捉えることができる人間がいるんだという確信を得ることができる。ストーリーが動き始めるまでがとても長いけれど、緊張に満ちた構図とアングルはとても魅力的である。ストーリーが動き出したあとは、この監督の作品にしては珍しくストレートな展開を見せる。それもまた一興。ラストのお水取りのシーンで、この映画は「市民ケーン」と一緒なのだと思い至る。美しきワン・アイデア・映画。 |
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