みんなのシネマレビュー
砂と霧の家 - 合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 砂と霧の家
レビュワー 合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さん
点数 10点
投稿日時 2004-11-21 08:51:52
変更日時 2004-11-21 08:59:53
レビュー内容
この映画の本質は、「孤独」ではないかと思う。登場するメインの登場人物は、みんな孤独だ。ジェニファー・コネリーのキャシー然り、バードン保安官然り。ベン・キングスレーのベラーニ大佐がイラン人という設定は、そういう意味でもうまい設定だ。「イラン」という国名は「アーリア人の国」という意味で、だからかイラン人は他のアラブといわれる中東諸国とは違うんだという自負みたいなものがあり、(「アラブ人呼ばわりされるためにアメリカに来たんじゃない」という言葉が象徴的)しかもイラン革命で国を追われ、祖国のアイデンティティーを持ちながら祖国に受け入れられず、流れ着いたアメリカ社会も彼を温かく迎え入れてはいない。そんな彼が彼にとってかけがえのないものを失った時、皮肉なことに「あなたはもうすぐ自由の身だ」というセリフとともに初めてアメリカに受け入れられたように思う。しかし、もう遅すぎた。生きるよすがを、希望を失っては・・・彼だけでなく、キャシーもバードンもみんな不幸になってこの映画は終わる。それなのに、なぜか私は癒されたような感覚を覚えた。彼らは皆孤独という、彼らのある意味であるがままの姿に戻っていった。彼らが上辺で求めていたものも、本当に求めていたものも、何もかも失って、生まれたときのように何も持たない身になって。そしてその前に少しだけ、彼らがそれぞれ頑なにこだわっていたものが少しだけほどけて、人としての輝きを垣間見たように思ったからだと思う。人として、何か心に重たいものを感じながら、映画館を後にした。
合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ) さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2005-10-03スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス65.78点
2005-10-02クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦97.93点
2005-10-02シンデレラマン87.33点
2005-10-02チャーリーとチョコレート工場86.50点
2005-09-24ウォータームーン21.69点
2005-09-23ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還107.55点
2005-09-22シベリア超特急553.00点
2005-09-16ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン86.70点
2005-09-13宇宙戦争(1953)65.89点
2005-09-04マダガスカル65.91点
砂と霧の家のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS