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猛獣狩り - おおしまけんいちさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 猛獣狩り
レビュワー おおしまけんいちさん
点数 9点
投稿日時 2004-06-15 00:05:00
変更日時 2004-06-15 00:06:24
レビュー内容
短編。僕がいい年こいてアニメというものを未だに実写映画よりもいいと思い、おそらく監督自身もそう思っていることを証明できるに違いない一作。話はいたって単純で、少年が銃砲店に入ってそこで見たサバンナの写真の中に入りこんだような気になる、というだけのもの。しかしそこで展開される世界観は半端ではない。少年が写真に目が行くまでには鹿の角とか剥製とか、猟人の残虐な戦利品とか、猟銃とかそういうものが見え、大人の嗜虐的な世界からふっと自然の世界へ目を転じるわけである。そのサバンナの情景が色鮮やかに描かれる。
 主人公の空想の世界では、写真の中のライオンは、猟人に撃たれそうになっているところを、主人公が玩具の鉄砲で猟人を撃って助けるのだが、主人公にふっと声がかかる。「閉店です」と。それで現実の世界に戻ると、写真のライオンは全然助かってなんかいないし、あろうことかライオンを殺した男は店長その人だったのだ。
 アニメで言いたい事を話中で全部言ってしまったり、解決方法を実行してしまうと、話が持っているエネルギーを消費し尽くすことになる。環境問題とか遊びの猟やめようとか言うことは我々自身が実行しなければならないことだ。この一線を超えると話が説教臭くなる。最近の宮○監督はそれを忘れているのではないか。映画の世界は架空の世界で、アニメにおいてはそれが一層強くなる。そしてこの映画では架空の中にさらに架空の空間を作っている。多分作者は、がさつな大人たちの愚行とかそういうことも言いたいのだろうが、ライオンが助かったことすらこの話では架空になっている。一度猟人に射殺されてしまったライオンは結局色鮮やかな空想の世界から、主人公が店を出た直後にどこかで大人が煙草をポイ捨てするようなこの世へ、もう生き返る事を強制されないのだ。もう一度射殺され直すことを。
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