みんなのシネマレビュー
老ナルキソス(2017) - タコ太(ぺいぺい)さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング


◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

スポンサーリンク
タイトル名 老ナルキソス(2017)
レビュワー タコ太(ぺいぺい)さん
点数 7点
投稿日時 2025-07-12 11:33:24
変更日時 2025-07-12 13:08:33
レビュー内容
長編化作品については未見です。

短編作故に主人公の過去については推測することしか出来ませんが、おそらくはゲイについての理解は勿論、多様性について世間が殆ど振り向かなかった時代を生きて来た男性。今に至るまでも、誰にも言えない苦しみを抱えて来たことと思います。

そして現在。それでは誰もが彼のことを真に理解してくれるのかと言えば、そんなことはないのでしょう。今も彼は日々苦しみ、表向きの自己表現の手立てとしての絵本作家活動もままならない状況。しかも、その原因は世間の理解という外的要因ばかりではなく、寧ろ「老い」というものに直面した自分自身の内的要因が優って来ているようです。

そんな中、若いレオと出会ったことでより一層の苦しみを味わう主人公。外見は自分とは全く比較にならないほどに美しく、内面では自分を全く理解し得ない世代間のギャップ。自虐的にホームレスのような男をカネで買い、ある意味予想通りに手酷い仕打ちを受けてしまう主人公。

しかし、レオも若いなりに苦しみを背負って生きており、とりわけ父親のことを知らないで生きて来た彼にとって、主人公の苦しみに対しては理解出来ないまでも単なる同情心ではないある種のシンパシーが芽生えたようです。

ラストシーン。去り行くレオの後ろ姿にシャドーバッティングする主人公の笑顔には、私の理解力が足りないのか少々不可解な後味がありましたが(スッキリし過ぎじゃない?)、20分余りの短い尺にテーマが程良く凝縮された佳作であると思います。
タコ太(ぺいぺい) さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-07-14犬も食わねどチャーリーは笑う44.00点
2025-07-13素晴らしき、きのこの世界77.00点
2025-07-12栗の森のものがたり77.00点
2025-07-1277.00点
2025-07-12なんで僕だけ66.00点
2025-07-12老ナルキソス(2017)77.00点
2025-07-09SKIN 短編87.33点
2025-07-08悪い夏77.00点
2025-07-05ファンタズム(2014)<OV>55.50点
2025-07-04ミッシング・チャイルド・ビデオテープ76.80点
老ナルキソス(2017)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS