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不思議惑星キン・ザ・ザ - タコ太(ぺいぺい)さんのレビュー
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タイトル名 不思議惑星キン・ザ・ザ
レビュワー タコ太(ぺいぺい)さん
点数 7点
投稿日時 2025-04-23 18:27:58
変更日時 2025-04-23 18:27:58
レビュー内容
遅れ馳せながら鑑賞。カルト的人気と評価を得た作品という世間の評判を聞いていてずっと気になっていました。

大きく分けて二通りの見方が出来るのかと。ひとつは、ベタでスベリ無視の強引なコントで全編埋め尽くされたあくまでもコメディ、それも旧ソ連製のレアなSFコメディとしての見方。もうひとつは、一見すると現代社会(文明社会或いは資本主義社会)への批判的・否定的な論調に見せつつ、実は逆に隠喩を駆使した強烈な体制批判を放つ作品という見方。

あ、別に分けて考える必要はないですね。実に上手くミックスされていて、登場人物のキャラ設定、台詞、絶妙なBGM、そして思いのほか大掛かりなセット等々と相まって不思議な魅力に包まれています。

勿論、ダメな人にはダメですね。この空気間はある程度観る者を選ぶかも。私は冒頭からピンポイントで惹き付けられましたが、最初のちょっとを見てリタイアする人がいたとしても納得です。

ただ、惹き付けられたとは言うものの、ちょっと気に入らなかったと言うか引いてしまったところがあるとすれば、それはウラジミールおじさんのキャラ。建築士とは到底思えないオレ様キャラ。常に支配的であろうとしていて排他的。如何にも旧ソ連的イメージ。それが後半から終盤にかけて急に人間味を前面に押し出して来る。高圧的で冷酷な人間のようでいて、我が国の支配層は温情溢れる素顔があるんだよ、みたいな体制批判的なのかなと思っていたのに実は裏では体制側に擦り寄ってるような印象が無きにしも非ず。これってちょっと気に入らないどころか作品自体が気に入らないという話になっちゃいかねませんが。

約40年前の作品。芸術面では素晴らしい一面を見せ続けて来た国が生み出した新境地、と公開当時は言って良かっただろう作品。ただし、今の彼の国の状況を見てしまうと複雑な気持ちが生まれてしまうのも正直な感想。今の彼の国の人の目にはこの作品はどう映るのか?少々、てか大いに気になったりもします。
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