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タイトル名 |
ジャージー・ボーイズ |
レビュワー |
ユーカラさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2014-10-02 23:04:09 |
変更日時 |
2014-10-03 15:58:21 |
レビュー内容 |
トランクに無理矢理金庫を押し込んで前輪の浮き上がった車が夜の街を 迷走する。 金の重みに後輪をとられてうまく舵をとれない車は、その後のドラマの暗示でも あろうか。それでも必死にハンドルを駆るジョン・ロイド・ヤングは 上方の光に向かう姿勢で前へと進んでいく。
それはそのままラストの街路で光を見上げる彼らの擬似ストップモーションと 釣り合う形ともなる。
60年代へのオマージュか、厳格なロケーション主義かと思われた監督がさらりと スクリーンプロセスを使う趣向があったり、長身のエリック・バーゲンが カウンター席で斜め後方を振り返るといった特権的な仕草を見せたりと あちらこちらがさりげなく面白い。
「SHERRY」をはじめとする楽曲とそれに合わせた4人の振り付けにももちろん心踊るが、 やはり既成曲の力に寄りかかりすぎの気がしないでもない。 クライマックスも少々くどくはないだろうか。 |
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