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マリアンヌ - ユーカラさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 マリアンヌ
レビュワー ユーカラさん
点数 8点
投稿日時 2017-02-12 20:29:35
変更日時 2017-02-17 22:16:46
レビュー内容
古典的ドラマの味わいと共に、それを語る古典的な映画表現の技が楽しめる。

二重スパイものと来れば、虚像と実像を仄めかす鏡の道具立ては外せない。
疑心暗鬼となる二人それぞれのスペースを縦に分断する後景の窓枠やドアの仕切りも必須だろう。
車の窓も、透過しているように見えながら外界と内側を遮断する壁である。
そして記念写真。

それらを幾度となく変奏させつつドラマを語る空間演出は、さすがゼメキスである。
居住空間内の構造を活かして様々な死角を造り、人物をフレーム内外で出入りさせる手捌きも見事なら、
カードを鮮やかに切る手からカメラを上げてブラッド・ピット本人の顔に繋げる、戦闘機の着陸からコクピットの彼へとワンカットで繋ぐ
など、如何にも本人の実演である風にさりげなくアピールするカメラワークも巧みだ。

落ち着いたサスペンスとロマンスが主調かと思いきや、
監獄から車で逃走するB・ピットが、カーヴの遠心力を利用してで飛びのきつつ、手榴弾で装甲車を撃破するショットなどの
しなやかなアクション感覚なども軽やかに織り交ぜて唸らせる。

映画ラストの回想シーン、B・ピットとマリオン・コティヤール二人の「最後の日曜日」のシーンだが、垂直のラインで分断されていた二人は、歩く愛娘を間に介して水平のラインによってしっかり繋ぎ合わされる。感動的だ。
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