みんなのシネマレビュー
紅の豚 - takeseagullさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 紅の豚
レビュワー takeseagullさん
点数 9点
投稿日時 2004-08-16 03:58:27
変更日時 2004-08-16 03:58:27
レビュー内容
これは全編アイロニーに彩られた作品だと僕は感じています。体制側だったポルコが軍を抜け反体制になったら豚になっていた。豚というのは資本主義における食肉産業の象徴で畜産動物の雄ですよね。アナキズムもしくは左翼的な香りが匂うとこですね。全体主義から"個"の尊重へ。僕はポルコ(宮崎)が自分で呪いをかけたとしか思えません(劇中でそういうセリフありましたっけ?)。豚になることによって恐らくそのコントラストがハッキリする事を狙った皮肉ですね。僕達はみんな良くも悪くも全体主義=和の中で生きていますから、この作品でもポルコ以外の誰かに感情移入してポルコを見ていると思います。中には「格好良い」と思う人も居れば「羨ましい」「妬ましい」という気持ちから嫌悪感を示す人も居るかも知れません。「わからない」という人も居るでしょう。しかしポルコの存在は、そういう僕達の精神状態や"個"に対する考え方を映す鏡であるとも言えるような気がしてます。魅力もあるがそれ故に憎悪もある。でないとみんなしてあんなにポルコを追い掛け回したりしません。この作品がすごいのは、娯楽映画としても充分に機能している点です。僕もアドリア海の美しさに目を奪われたひとりですから。個人的には、映画『イージーライダー』にも通じる作品だと思います。
takeseagull さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2005-07-02オーシャンズ12104.44点
2005-05-0125時(2002)86.14点
2004-11-15キル・ビル Vol.276.03点
2004-11-15キル・ビル Vol.1(日本版)66.19点
2004-09-03魔女の宅急便(1989)87.70点
2004-08-16座頭市(2003)76.60点
2004-08-16紅の豚97.35点
2004-08-15十二人の怒れる男(1957)108.59点
2004-08-15ニューオーリンズ・トライアル77.39点
2004-06-14ティアーズ・オブ・ザ・サン85.25点
紅の豚のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS