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タイトル名 |
スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 |
レビュワー |
moguさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2008-01-27 01:11:59 |
変更日時 |
2008-01-30 02:30:00 |
レビュー内容 |
ティム・バートンは化け物が好きなのだなと。いそいそと楽しげに人肉パイの製造販売に励むラヴェット婦人は、最初から十分化け物だけど、それはそれで不気味に可愛かったです。確かに、食べられるお肉を無駄にするのは、もったいないし。 でも、昔々は幸せな人間だったスウィニーは、復讐を果たす見込みがなくなったので、人間をやめて食肉処分場をはじめました。化け物になったから、良心の呵責なんて感じないし、さくさくと仕事が進む日々は、それなりに楽しそうで充実している。けれども。ラヴェット婦人の妄想の中のスウィニーは、からっぽ。 スウィニーは人間をやめたけど、化け物にもなりきれなかった。復讐にとりつかれるのも、娘を思う気持ちも、人間をなくしきれなかったから。人間だから化け物を殺し、化け物だから人間に殺される。 ビートルジュースだったら、楽しかったのにね。 |
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