みんなのシネマレビュー
奇跡の人(1962) - どんぶり侍・剣道5級さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 奇跡の人(1962)
レビュワー どんぶり侍・剣道5級さん
点数 10点
投稿日時 2005-05-25 15:30:39
変更日時 2005-06-13 10:28:16
レビュー内容
この映画が、自分にとって白黒映画の面白さを決定づけた作品です。目が見えず耳も聞こえず言葉も話せない、”3重苦”のヘレン・ケラーについて、昔、小学館の漫画で読みました。その時は普通に感動しました。そして本作、主役のパティ・デュークの、とても15,6歳とは思えない力強い演技力に度肝を抜かれました。サリバン先生がヘレンを特別扱いせず、一人の人間として、光も音も意思も伝えられない少女に接していく姿は、いざとなったら私だってできる、などと簡単には言えない凄まじさを感じました。同情や憐れみをかけることが愛情ではなく、秩序とルールを守ることを徹底させることがヘレンに対する愛情であると切々と説くサリバン先生の執念が感じられました。食事中にスプーンの使い方とナフキンのたたみ方を教えるシーンでのヘレンとサリバン先生の格闘は、映画史に残る名場面です。ラストの”水(water)”という言葉を理解するヘレンと大きくうなずいて褒めてあげるサリバン先生のシーンを観て、泣かない人はいないと思います。アカデミー作品賞は惜しくも『アラビアのロレンス』に持っていかれてしまいましたが、この映画の仕上がりは完璧です。この作品以降、肉体や知能、精神に障害を負った人々を題材にした『レナードの朝』『レインマン』『フォレスト・ガンプ』『ビューティフル・マインド』など、多くの名作が製作されていますが、未だにこの映画を超える作品に出逢ったことがありません。おそらく今後も現れることはないと思います。ところで、6月6日に、サリバン先生役のアン・バンクロフトさんがガンでお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
どんぶり侍・剣道5級 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2013-08-15ワールド・ウォー Z85.89点
2013-05-16バイオハザードV リトリビューション65.07点
2013-03-03コン・エアー76.37点
2013-03-03南極料理人106.88点
2012-06-09リアル・スティール97.00点
2012-04-20エド・ウッド87.04点
2012-04-15ロープ66.36点
2012-04-07ディア・ハンター87.29点
2012-04-07ガリバー旅行記(2010)75.58点
2012-04-07愛情物語(1956)107.93点
奇跡の人(1962)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS