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タイトル名 |
609 |
レビュワー |
鳥居甲斐守さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2007-08-20 22:09:34 |
変更日時 |
2007-08-20 22:09:34 |
レビュー内容 |
前半は、のっけからやけに刹那的になっている女子学生とボンボンとの少々どぎつい青春ドラマ、中盤は田中真紀子みたいなアパートの大家さんや、マツコ・デラックスみたいな美容師とその周辺の人々による「タイ版吉本新喜劇」、そして終盤は、どこかで見たようなシーンが連続して展開するホラー、というように一粒で三度おいしいグリコみたいな、珍しい構成の本作。ホラーとして見るべきなのか、それともコメディとして理解すべきなのか、大いに迷う。見ている方としては、その切り替えが難しい。自らエクソシストのパクリであることを白状しちゃってるところも大胆といえば大胆。いかにも東南アジア的おおらかさが為せる業といったところでしょうか。「世の中なんて、所詮やっちゃったモン勝ちですよ」を体現する、いろんな意味で強烈な映画でした。 |
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