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タイトル名 |
第七の封印 |
レビュワー |
いのうえさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2007-09-29 06:32:30 |
変更日時 |
2007-09-29 06:32:30 |
レビュー内容 |
始めてみたときは、何か暗くてよくわからん映画だと思ったものだけど、二度目は(リマスターされた映像なのかな?)すごくシャープな映像で、シュールな展開で、一気に引き込まれた。結構笑える映画だということもわかった。 中世のヨーロッパは、ペストの流行で死が常態化していて、人間の驕りを矯めるために「死を思え」という言葉が一種の警句のように繰り返され、死の舞踏が描かれ、狂乱的なパフォーマンスにすら発展していった。演劇さえも「死」とか「信仰」などの抽象的なキャラクターを登場させる――そういう死と隣り合わせの中、主人公の騎士が、まさに「死」を相手に、自分の生死を賭してチェスをするなんて、これはとてもシュールな展開。最後には勝負をあきらめ、「死」を受け入れることで神の存在を見極めようとする。深い…。ちょっとついていけないくらい、深い。 超自然的存在が見えてしまう旅芸人の夫は、後のアレクサンデルを予見している? というか、共通のテーマを抱えてるってことか。 |
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