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タイトル名 |
カクタス・ジャック |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2007-09-11 12:22:20 |
変更日時 |
2007-09-11 12:22:20 |
レビュー内容 |
死体があちこち回される話はよくあるが、こちらは意識不明の男が二人、取り違えられたりしつつあちこち回される。複雑さは二乗。見てるほうも、だんだんどっちがどっちだかどうでもよくなった。この映画、間違っても何も主張しないぞ、という姿勢が徹底していて、当然、教訓なんかない、男意気とか友情とかも見せられそうなのに見せない、親子の情も、ここでは危険な男をさらに狂わせる要因でしかない。湿っぽさの入り込む余地がないのだ。不良のノーテンキなインタビューに至るまでの、アレヨアレヨ感だけをひたすら横滑りさせていく。そのいさぎよさを買おう。「タクシー・ドライバー」のデ・ニーロを気取る場面なんか、若い人に分かったかなあ。 |
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