みんなのシネマレビュー
胡同の理髪師 - なんのかんのさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 胡同の理髪師
レビュワー なんのかんのさん
点数 7点
投稿日時 2009-05-01 12:11:01
変更日時 2009-05-01 12:11:01
レビュー内容
最初のうちは図式的な新旧の対比に抵抗を感じた。下の世代の描写の俗っぽさ(たとえば老人を引き取った嫁など)が陳腐すぎた。今では人民服がオーダーになる、っていうのは感慨深かったけど。おそらくこの映画の眼目はそういった時代の変化よりも、粛々と死の準備を進めていく老人像のほうだったんだろう。これがいい。見る前は、人々が集う人情床屋ものかと思っていたら、顧客はもうみんな集うだけの元気のない老人たちで、こっちも老人の理髪師が一人一人訪問して回っている。そしてこの胡同自体が解体の危機にさらされている。町全部が死の準備に入っている。その中で老人は遺影を撮っておき、自分の略歴をテープレコーダーに録音する。彼はいつも櫛を携帯して時間があると髪を整えている。理髪師として最期にみっともない髪をしていてはいけないという決意のようなもの、それがこの町全体にも感じられるのだ。しばしば挿入される町の風景は、絵葉書のような情緒タップリの美しさで、映画でそういう美しさを見せられると時間が止まってしまうようで普段はあんまり歓迎しないんだけど、これでは町全体がもう棺桶に片足を突っ込んでいて、回顧される世界に入ってしまっているのだから、絵葉書の美しさが似合うのだ。そしてこれは町の遺影写真でもあろう。『胡同のひまわり』でも猫が滅びる町の象徴として登場してたけど、実際にここには多いのかな。
なんのかんの さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2014-03-15エデンの東(1955)87.25点
2014-03-14アゲイン/明日への誓い65.22点
2014-03-13オリバー!76.08点
2014-03-12世界の中心で、愛をさけぶ65.27点
2014-03-11真珠の耳飾りの少女66.33点
2014-03-10ゴースト/ニューヨークの幻77.02点
2014-03-09EMMA/エマ(1988)66.00点
2014-03-08稲村ジェーン42.43点
2014-03-07つぐみ54.96点
2014-03-06ボイス・オブ・ムーン65.25点
胡同の理髪師のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS