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暗室 - なんのかんのさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 暗室
レビュワー なんのかんのさん
点数 5点
投稿日時 2012-11-28 10:21:01
変更日時 2012-11-28 10:21:01
レビュー内容
黄色が美しい。ローソクの灯だったりラストの夕焼けだったり、ドローンとした感じで浦山的でない色だと思うんだけど、終わりで強引に木村理恵が「姉」になってしまうとこが、浦山だなあ。木村理恵は『青春の門』の大竹しのぶの、さらには『キューポラのある街』の吉永小百合の末裔だろう。けっきょくこの監督は、娘さんをああいう田園に置いて明るい光の中で「姉」にしたいんだ。この監督は日本では珍しく前向きの人を描いても嫌味にならないという特技があるんだけど、それが徹底的に後ろ向きの吉行文学をやるというところに興味があった。で結論としては合わずに失敗だったと思うが、部分的には面白い効果になっていた。自分に子どもができることの恐怖を吉行はあくまで主人公の男の側から描くけど、浦山は女の側からの視点も加える。原作ではまったくの他者であった女が、映画では適度に主観を傾けられ得る存在になっている。葬式のあとの海辺で自殺の話をしてると、突如妻が走り抜けていくシーン。自分は絶望してても自殺しないが、そういう生き方があたりに死を振り撒いてしまうという逆説か。松村禎三の音楽、どこか尺八に通じていくようなフルートの低音の野太い響きがいい。
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投稿日付邦題コメント平均点
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2014-03-13オリバー!76.08点
2014-03-12世界の中心で、愛をさけぶ65.27点
2014-03-11真珠の耳飾りの少女66.33点
2014-03-10ゴースト/ニューヨークの幻77.02点
2014-03-09EMMA/エマ(1988)66.00点
2014-03-08稲村ジェーン42.43点
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